フィルムレス病院構築のための情報交換のページ

[定義]

フィルムレスとは、簡単に言えば、胸部のX線撮影やCT,MRIといった医療関係の画像を印刷しないで、モニター(ディスプレー)で判断することを言います。 病院全体で、フィルムを使用しなくなることで、保管場所が節約できたり、画像がすぐに利用できる、などの利点がいくつか生じるのです、膨大な初期投資が必要だったり、電子的なデータ保存・転送に特有の欠点もあり、完成させるには、かなりの労力を必要とします。私の勤務する病院も完成途上にあり、まだまだ完成にはほど遠い状態です。

【2004年時点での問題点】

 

[関連領域]

■ 電子カルテ

  フィルムレスは、電子カルテと関連が深く、広い意味では、電子カルテの一部とも言えます。電子カルテの中では、重要な位置をしめています。それは、一つには、画像データの量は、テキストと比べると、何千倍にもなることがあるからです。画像データをうまくハンドリングしないと、電子カルテは成功しません。

■ PACS

  フィルムレスの基幹は、PACS(Picture Archiving and Communication System)というシステムです。簡単に言えば、電子的に、画像データを保管、転送するシステムです。現在は、DICOM3という規格で、ほぼ統一されています。DICOM以外には、有力な規格がないという、ある意味で、幸せなな状況です。DICOM3には、問題はないわけではないのですが・・・。

■ モニター診断

  簡単に言えば、コンピュータのディスプレーで、医療画像を見ることになります。パソコンで読書をすることを考えればわかるように、必ずしも仕事がやりやすくなるわけではありません。しかし、世の中は、コンピュータのディスプレーで、情報を得る方向にあり、そう遠からず、フィルムは世の中からなくなることと思われます。